学会に行ってきた話。2日目。

2日目は精神科領域の薬物療法のセッションに行ってきました。

何度聞いてもこの領域は難しい…。自分があまり関わる機会がないというのもあるかもしれませんが。今は複数かつ大量の薬を併用しないほうが良いという知見が広まっているみたいですね。ただ、どういった薬物の使用をすると予後にどれだけ影響が出るか、などはある程度報告も増えているみたいですけど、まだまだ不十分なところもあるみたいです。

検査結果みたいに客観的かつ数値化して評価できる方法がないとエビデンスを作るのは難しですね。緩和領域もそうなんですけど、痛みって主観的じゃないですか。NRSといって、「全く痛くない時を0、今までで一番の痛みを10としたらどれですか」と聞いて痛みや苦痛のレベルを数値化する評価方法もあるんですけど、正直人によって「5の痛み」って違うので、「痛み止めを増やすかどうか」って数字の大きさじゃなくて本人さんの希望とか、医療者から見ての評価とか、ケミカルコーピングでないかとか、そういう総合的な評価になるんですよね。痛みが出たときの血圧や脈拍の上昇具合も痛みを完全に反映しているわけではないし…。「気持ちのつらさ」も、評価は難しいなぁとか。

最後は駅近くの煮干しスープのラーメンを食べて帰りました。


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