氷解。

先日、それはもう久々に父親に会ってきました。

実に11年ぶり?12年ぶり?それくらいです。

以下、長文です。


今回会おうと思ったのは、いや、会っておかなければならないな、と考えたのにもわけがありまして。

父親と離れたのは、両親の離婚がきっかけでした。

当時自分は高校生で、親権の都合でどちらと住むか、みたいな話になりました。

いろいろ考えた結果、母親についていくのが良いのだろうと思い、

それまで住んでいた家を離れる決断をしたんです。

それから両親は母親の不倫を巡って調停だの裁判だのをやるんですが。

父親がなぜそこまで躍起になって母親を責めるのか自分にはわかりませんでした。

というか、父親が母親を責めているようにみえた、というのが正しい言い方なのかもしれません。

それから父親とは一切連絡を取らず母親の元で育つのですが、

母親は再婚し、自分も成人し大学生になり。

母親はその後、再婚相手とも離婚し(たぶんまた不倫したんじゃないかなぁ)、

連絡を一切取っていない状況なんですね。


今、自分は年だけは取って、ある程度(?)は客観的に物事を見られるようになったのもあり、

自分の高校時代に見ていたものは本当だったのか、

嘘であれば、それを確認しなくて本当に良いのだろうか。

そんなことを思うようになりました。

他にも、結婚や大切な人との死別を通じて、自分を育ててくれた人に感謝を伝えたいという気持ちとか、

なんとなく父親が目標となっていたりとか。

いろいろな気持ちがあるんですけどね。


それで、実家に赴いたり連絡先を入手して電話連絡をし、

ゆっくり会って話すことになりました。

新幹線で向かってる途中は、緊張してましたね。

どんな言葉遣いだったっけとか、何話せば良いんだ?とか。

お酒飲んでいけばよかったかなと思ったけど、朝なんで自重しました笑


駅について、待ち合わせ場所へ。

最初、あれ?あんなんだっけ?と戸惑いました。

10年ちょいすぎると、人って老けますね。

自分の記憶の中よりも、シワが増えて目がより小さくなってました笑

お店に移動し、飯を食いながらいろいろな話をしました。

離れてからの父親の人生のこと、自分の仕事や周りで起きたこと。

そういえば、父親と酒を呑むのって初めてでしたね。

父親には、「立派に育ったね。もうこれで安心だわ」と言われました。

子供の頃って、すごく厳しくて怖いイメージばかりだったけど、

この日会った父親はずっと優しかったし、冗談を言ってましたね。


その後、更に父親の彼女さんとご対面。

「母親の不倫」とか「母親の再婚相手」も破壊力あるけど、「父親の彼女」もなかなか破壊力あるワードですね…

お会いしたけど、明るい方でした。

えーこんなテンション高い人が自分の父親と合うんか!?と思ったけど、

話してて二人が楽しそうなので、まぁ良いのかなと思いました。


あっという間に別れて、帰路に。

会話を思い返してみて、自分と似てるなぁと思うことがたくさんありました。

いや、自分が似てる、の方が正しい言い方でした。

すべてを理解することは出来ないけど、前よりは理解することができたのかもしれないです。

父の行動の中で、やってはいけなかったこともあるとは思いますし。


長文おしまい。

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