真面目な話です。
でも専門的なことは書きません。苦手なので笑
自分が仕事する上で、日常生活以外でも勉強しないといけない時ってあるんですよね。
仕事柄、本当に一生勉強だと思うんです。
そんな中、EBMとかガイドラインとか、いろいろな知識を習得する時に気をつけないとなぁと思っていることです。
1)患者さんを第一に考える。
なーに当たり前なことを!と自分でも思いますが。
仕事をしている時、疾患、薬、検査値…
知識を習得すると、その知識が臨床で生かせるかを試してみたくなったりして、
そういうものを捉えるのに一生懸命になってしまいがちなんですよね。
でも、今の薬剤師って「物から人へ」がすごく言われています。
治療をする上で、患者さんの生活や人柄、生き方を考えるのが、
そのうち当たり前になってくるんだと思います。
患者さんの生活を考えて、その上で自分の知識をどう活かしていくかという流れでないと、
ただの押しつけになってしまいますよね。
2)他の医療者と協力する。
これもあたり前だろと思われそうですが。
薬剤師の仕事の中で疑義照会というものがありまして。
医師の処方の中でまずいところや、より良く出来そうなところがあった時に相談をするというやつです。
知識をつけると、なんだか自分がレベルアップして強くなった気がしますよね。
それで、正論を医師に真っ向からぶつけちゃうという流れはやってはいけないですね。
医療者って、それぞれ専門領域が違うから見てる景色が違うと思うんです。
医師は医師の立場で、薬剤師は薬剤師の立場で考えているので、
医師の方針を否定するような言い方はまずいと思うんですよね。
そんな高尚じゃなくて、ただの処方ミスみたいなのももちろんありますけど、
相手は人間で間違いもあります。
性格も様々だと思うんです。
柔軟に対応して、どう伝えていくかも結構大事ですよね。
3)「絶対」はない。
論文で読んだ情報や教科書の話って、「その時には一番それっぽい」という内容なんですよね。
糖尿病が発見されて、血糖値を下げることが寿命を伸ばすとわかり、
次にはただ下げるだけではダメだ、糖化ヘモグロビンを指標に長期的なコントロールが大事だし低血糖はダメだとわかり、
更に高齢だと、場合によってはあえてHbA1cを低くしなくていいのではないかとわかり。
疾患一つ取ってみても、今後更に良い治療法が見つかる可能性があるわけですね。
勉強したその時は最新で一番の情報かもしれないけれど、数年後には変わっているかもしれません。
使うべきだった薬が、使ってはいけない薬になることだってあります。
分子標的薬というピンポイントで狙う、新しい(と言われていた)薬だって今は山のように発売されていますよね。
「~マブ」、ありすぎて覚えきれないレベルです…国試大変だよねこれ笑
現状に満足せず、常に情報をアップデートして行くことが大事なんでしょうねきっと。
4)限られた資源を有効活用する。
「いきなり環境問題!?」ですが、違いますね。
この世のものは、有限です。
薬の減量、土地、人、お金……すべての資源は有限なんですよね。
使いすぎれば枯渇します。
今の日本も、いろいろ不足してきていますよね。
医療費は増大し、労働力人口は減少が予測されています。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/15/dl/kekka.pdf
http://www.mhlw.go.jp/english/wp/wp-hw3/dl/j1_05.pdf
(厚労省のpdfです)
その中で、100%理想の治療というのがなかなか難しくなってきているのかもしれませんね。
最近では薬価(医療用医薬品の値段)を決定する際に「費用対効果」を導入する動きも出てきています。
どういうことかというと、
今までは、「使うと100人中50人救えるA薬」よりも、「使うと100人中60人救えるB薬」のほうが絶対良かったわけです。
ただ、 A薬が1000円、B薬が100000円だったら、どうでしょうか。例が極端だけど許してね。
そういったことを考えないと、有限な資源を有効に活用し、より多くの人を救えなくなってしまうという考えが出てきています。
病院で働いていても、薬局で働いていても、患者さんの経済背景を考えて、
使う薬をなるべく安くならないか考える時があるんですよ。
自分の学んだ、「今できるすっごい治療」が、自分の周りの経済状況を無視するのはなんだか違う気がします。
個人的な思いをつらつら書いてみました。
「事実と異るんじゃボケェ」という箇所もあるかもしれないので、いろいろ自身で調べていただければとも思います。
自分も、幅広く新しい情報をいろいろ学ばないとなぁと思う所存です。
おしまい。
…配偶者がGLAY好きですが、
一番好きかもしれないBEAUTIFUL DREAMER。
ロックとストリングスの組み合わせ良くないですか!
でも専門的なことは書きません。苦手なので笑
自分が仕事する上で、日常生活以外でも勉強しないといけない時ってあるんですよね。
仕事柄、本当に一生勉強だと思うんです。
そんな中、EBMとかガイドラインとか、いろいろな知識を習得する時に気をつけないとなぁと思っていることです。
1)患者さんを第一に考える。
なーに当たり前なことを!と自分でも思いますが。
仕事をしている時、疾患、薬、検査値…
知識を習得すると、その知識が臨床で生かせるかを試してみたくなったりして、
そういうものを捉えるのに一生懸命になってしまいがちなんですよね。
でも、今の薬剤師って「物から人へ」がすごく言われています。
治療をする上で、患者さんの生活や人柄、生き方を考えるのが、
そのうち当たり前になってくるんだと思います。
患者さんの生活を考えて、その上で自分の知識をどう活かしていくかという流れでないと、
ただの押しつけになってしまいますよね。
2)他の医療者と協力する。
これもあたり前だろと思われそうですが。
薬剤師の仕事の中で疑義照会というものがありまして。
医師の処方の中でまずいところや、より良く出来そうなところがあった時に相談をするというやつです。
知識をつけると、なんだか自分がレベルアップして強くなった気がしますよね。
それで、正論を医師に真っ向からぶつけちゃうという流れはやってはいけないですね。
医療者って、それぞれ専門領域が違うから見てる景色が違うと思うんです。
医師は医師の立場で、薬剤師は薬剤師の立場で考えているので、
医師の方針を否定するような言い方はまずいと思うんですよね。
そんな高尚じゃなくて、ただの処方ミスみたいなのももちろんありますけど、
相手は人間で間違いもあります。
性格も様々だと思うんです。
柔軟に対応して、どう伝えていくかも結構大事ですよね。
3)「絶対」はない。
論文で読んだ情報や教科書の話って、「その時には一番それっぽい」という内容なんですよね。
糖尿病が発見されて、血糖値を下げることが寿命を伸ばすとわかり、
次にはただ下げるだけではダメだ、糖化ヘモグロビンを指標に長期的なコントロールが大事だし低血糖はダメだとわかり、
更に高齢だと、場合によってはあえてHbA1cを低くしなくていいのではないかとわかり。
疾患一つ取ってみても、今後更に良い治療法が見つかる可能性があるわけですね。
勉強したその時は最新で一番の情報かもしれないけれど、数年後には変わっているかもしれません。
使うべきだった薬が、使ってはいけない薬になることだってあります。
分子標的薬というピンポイントで狙う、新しい(と言われていた)薬だって今は山のように発売されていますよね。
「~マブ」、ありすぎて覚えきれないレベルです…国試大変だよねこれ笑
現状に満足せず、常に情報をアップデートして行くことが大事なんでしょうねきっと。
4)限られた資源を有効活用する。
「いきなり環境問題!?」ですが、違いますね。
この世のものは、有限です。
薬の減量、土地、人、お金……すべての資源は有限なんですよね。
使いすぎれば枯渇します。
今の日本も、いろいろ不足してきていますよね。
医療費は増大し、労働力人口は減少が予測されています。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/15/dl/kekka.pdf
http://www.mhlw.go.jp/english/wp/wp-hw3/dl/j1_05.pdf
(厚労省のpdfです)
その中で、100%理想の治療というのがなかなか難しくなってきているのかもしれませんね。
最近では薬価(医療用医薬品の値段)を決定する際に「費用対効果」を導入する動きも出てきています。
どういうことかというと、
今までは、「使うと100人中50人救えるA薬」よりも、「使うと100人中60人救えるB薬」のほうが絶対良かったわけです。
ただ、 A薬が1000円、B薬が100000円だったら、どうでしょうか。例が極端だけど許してね。
そういったことを考えないと、有限な資源を有効に活用し、より多くの人を救えなくなってしまうという考えが出てきています。
病院で働いていても、薬局で働いていても、患者さんの経済背景を考えて、
使う薬をなるべく安くならないか考える時があるんですよ。
自分の学んだ、「今できるすっごい治療」が、自分の周りの経済状況を無視するのはなんだか違う気がします。
個人的な思いをつらつら書いてみました。
「事実と異るんじゃボケェ」という箇所もあるかもしれないので、いろいろ自身で調べていただければとも思います。
自分も、幅広く新しい情報をいろいろ学ばないとなぁと思う所存です。
おしまい。
…配偶者がGLAY好きですが、
一番好きかもしれないBEAUTIFUL DREAMER。
ロックとストリングスの組み合わせ良くないですか!
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