登録販売者さんに思うこと。

大層なタイトルですが、決して「登録販売者さんはいらないんじゃない?」という意味ではなく、

「登録販売者さんも必要だよね!どんなことをしてるか自分なりに調べて考えてみたよ!」という、

病院で働く一薬剤師から見た印象などなどを綴っただけです。

なんか失礼なところあったら素直に謝ります。そんな所存です。


それで。

登録販売者さんは2009年6月から施行されている資格なんですね。

もう8年?もうすぐ 9年になるんですね。

たしかに自分が学生の頃には存在を知っていましたので、そんなたつなんですね。

本当にざっっくりいうと、薬剤師がいなくても危なくない薬なら販売できる資格、みたいです。

第2類医薬品(指定含む)までを販売可能ということで、資格が出来た当時は「あーそういう範囲ね、医療用医薬品と同じ成分はだいたい扱えない感じね」くらいだったと思うんですが、

最近は医療用医薬品と同じ成分でも第2類医薬品に変更になった薬もあるので、

これって結構な種類の成分を取り扱うってことですよね。

イブプロフェン、セチリジン、フェキソフェナジンって、薬剤師が処方箋を元に調剤してる成分でもよく見ますもんね。

「薬剤師は薬がどんどん出るから生涯勉強」なんて言ったりしますけど、

登録販売者さんも、生涯勉強ですよね…。


んで、自分は登録販売者さんが劣化版薬剤師とかそんなことは思わず、

きっと登録販売者さんにしか出来ないことがあるんじゃないかなと想像してるわけです。

まず、OTCという範囲だと、もしかしたら薬剤師より詳しいかもしれないですよね。

ツイッターでもちょっと触れましたけど、ACE薬なんて言ったら自分含め病院薬剤師は「ん?エナラプリル?」って言うんじゃないかな笑

それと、 OTCを必要としてる人を相手にするってことは、薬剤師が相手にしている人たちより「もっと元気な」人を相手にするってことですよね。

それって、もちろんみんながみんなじゃないですけど、自分たちが普段相手にする「患者さん」の元気に当たり前の生活をしている頃に寄り添えるってことじゃないですか。

自分たちは患者さんの元気だった頃を知らないわけで、それってきっと登録販売者さんしか出来ないことがあると思うんですよね。

その人の生活に合わせた、そんな提案をしてるんじゃないかなと。

以前、学会かなんかで薬局薬剤師の先生が言っていたことの受け売りも入っていますが!


お金のことをいうと、薬剤師なんていう雇うのに高いお金が必要な資格よりも、

登録販売者さんの方がより経済的に雇用できるのかなぁとか。

同じ薬を販売、交付するのに、より節約的にできるのかなと。

あ、決して薄給どうこう言うわけではないです。


試験範囲だけ見れば、そりゃ「登録販売者さんの試験範囲なんて薬剤師の一部でしょ。」なんて意見もあるだろうけれど、

登録販売者さんにしか出来ないこともあると思うんです。あれ?2回目?

極論言ってしまえば、医師がいるのに「ただ薬を集めるだけ」の自分たちも必要なくなってしまうと思うし。

すごく感情論ですけど、せっかく存在する職種で自分たちの味方の医療者でしょ?協力しようぜ!無駄な存在じゃないぜ!と思うわけです。

お互いにどういうことをしてるか…これは病院と薬局薬剤師間でもあることですけど…もっとよく知る必要があるんだなと思うんです。

条文に書いてあるどうこうではなく、です。


うまくまとまらないし、感情的で全然専門職っぽくない文章ですけど、

そんなことを思いました。

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