薬剤師5年目になって思うこと。

今日は昨日とくらべて更に寒かったですね…!
雨も降っていたから余計に。。
急な気温の変化で体調を崩してしまわないように気をつけないと!ですね。。

さて、堅苦しい話題です。
同業者以外にはつまらないかも!
苦手な方はyoutubeでfuture bassの詰め合わせ動画をご覧ください。
最近の流行みたいですよ!

自分は社会人になって、病院薬剤師って仕事を4年間やってきました。
そうそう、病院と薬局でまたちょっと仕事が異なるんですよ。
今日はそれは置いておいて。

自分には他のすんごい薬剤師みたいな豊富な知識があるわけでもなく。
偉い方々のような専門・認定を持っているわけでもなく。
論文をバンバン出すような学術的にすんごい人でもなく。

じゃあ自分はどんな薬剤師になりたいんだろうと。

実は、5年目の4月に一身上の都合により(決まり文句みたいだw)、転職をして、
今までいた急性期のそれなりに規模の大きな総合病院を抜け出し、
慢性期の病院に働くことになりました。
今までいたところは、本当に色んな診療科の専門医が集まっていて、
さまざまな疾患の治療だとか、そういったのを勉強できる環境でした。
それはすごく自分にとってプラスになることで、
薬学の「や」の字も知らないような自分には成長できる環境でした。
でも、なんだか、疾患!薬!と、
物質と戦ってた(?)のかなと、今になって思いました。

というのも、転職した先の慢性期の病院は、
急性期病院で治療後に、生活レベルを挙げて自宅退院を目指して入院してくる人。
自宅にいたけど体の機能が落ちてきて、施設入所を目指そうか在宅医療を駆使してやっぱり自宅に戻ろうか計画を練るために入院する人。
残りの人生を医学的バックアップの強い中で過ごす人。
いや、これは自分の捉え方もあるから厳密には違うのかもしれないけれど、
こうした人達と向き合う中で、疾患や薬だけと向き合うだけでは、
患者さんやその家族の抱える問題を解決できないんじゃないだろうかと思い始めました。
やっぱり、薬剤師も、人間を相手にしているんだなと。

今まで急性期病院にいたときには気づかなかったことでした。
いや、忘れてしまったのかもしれないですね。
もしくは、慢性期病院に来て気付かされた、と言ったほうが正しいかも。

退院後に困らないようにするには、入院中に内服薬の管理方法を考えておかなければいけないとか。
この人はこだわりの強い人だから、厳密にはこっちの飲み方が勧められるけど、あっちの飲み方でも問題は起きないだろうからそれでいきましょうとか。
薬だけにかかわらず、ご本人の人柄、ご家族との関係性、趣味、喋り方……
そういったのに目を向ける機会が増えました。
というか、一緒に働いている人がそういう観点で関わっていて、
なんだか自分が人を相手にして仕事をしていなかったのかなと不安になった、のほうが正しい表現かもしれないですね。

自分はやっぱり、人を相手にする薬剤師になりたい。
なんだかそんな気がしました。
働く前も、そういや漠然とそんなことを考えていたのかもしれないです。曖昧だけど!
きっとエネルギーも使うし、報われないこともあるかもしれない。
けれど、ちょっとこの1年(以上)は、
その人を見ることができる、そんな薬剤師を目指してみようと思いました。

おしまい。


future bass

コメント